小説などで学ぶ、

日本史・世界史
面白いだけではない、
読めば身になる歴史関係の小説・マンガ等紹介!
歴史の勉強は、暗記ではつまらない。
教科書に載っている、歴史は薄っぺらだ。
学校の歴史の授業は、眠くなる。
歴史はテスト前の一夜漬けで済ませてしまい、
全然頭に残っていない。
などなど、そう思っている人に
読めば頭に入って忘れなくなる歴史関係書物を紹介しています。
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中国歴史 戦国 斉
宮城谷 昌光
発売日:1998/09
価格
素晴らしい登場人物たち
私が著者の作品に出会ったのはこの作品がきっかけでした。1巻を読み始めてすぐ、「これは面白い!」と本屋に走り、5巻すべてを揃えて読みきってしまいました。作品に出て来る人物はそれぞれに魅力的な人たちばかりですが、中でも特に印象に残るのが孟嘗君の養父・風洪です。彼の生き方や存在感は、とてもすがすがしく、人としてこんな風に生きたいものだと思わせるものです。この作品を読み終わった後「ああ、面白かったなぁ!」と、満足の一息がつける作品です。

中国戦国時代――壮大華麗な歴史ロマン 斉の君主の子・田嬰(でんえい)の美妾青欄(せいらん)は、健やかな男児・田文(でんぶん)を出産した。しかし、5月5日生まれは不吉、殺すようにと田嬰は命じる。必死の母青欄が秘かに逃がした赤子は、奇しき縁で好漢風洪(ふうこう)に育てられる。血風吹きすさぶ戦国時代、人として見事に生きた田文・孟嘗君とその養父の、颯爽たる人生の幕開け。(全5巻)
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宮城谷 昌光
発売日:1998/09
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為政者の理解
孟嘗君自身の描かれ方は悪くありません。しかし、風洪という人物が余りにも君主・学者の意義を理解していません。妹の悪事を罰した太子を酷薄であると決めるけるのは、著しく公平性に欠けており人物としては不快です。さらに、太子に近い学者にも正当なる評価をあたえていません。ですが、全体の流れは悪くない作品だと思います。

剣と遊びの快男子が変身。仁徳の大商人白圭の魅力 快男子風洪(ふうこう)は学問に志し、武を捨てて商人・白圭(はくけい)と名告る。戦乱の国々を行き交う学者や商人たち。秦の孝公は覇道を進み、公孫鞅(こうそんおう)に厳格な法の体系をつくらせる。白圭は美しい翡媛(ひえん)を妻に迎え勇踊、魏に囚われた、天才軍略家孫ぴんを救い出す。法に生きる冷厳な男と、侠に生きる熱い血の男の、鮮やかな対比。(全5巻)
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宮城谷 昌光
発売日:1998/09
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戦い
いよいよ、あの兵法書で有名な孫子が活躍する。 敵の動きをあらかじめ知っているかのような孫子の戦争での動きは見事なもので、読んでいて楽しい。孫子といい、白圭といい中国人はすごい!

養父白圭ゆずりの熱い血。後の孟嘗君・田文(でんぶん)の青春 成長した田文を孫ぴんに託して、白圭は周へ移った。師の孫ぴんに導かれて、仁の資質、信の確かさを増す田文。「わたしは文どのに広い天地と豊かな春秋をあたえたい」――。遂に孫ぴんは田文を実父田嬰(でんえい)に引き合わせ、田文は貴人の家の子にもどった。全土に秦・魏・楚が屹立する中、斉王は孫ぴんを軍師に決定した。(全5巻)
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宮城谷 昌光
発売日:1998/10
価格

馬陵(ばりょう)の戦いで、斉(せい)は魏(ぎ)に大勝するが、斉王の周囲で佞臣(ねいしん)が暗躍を強める。田嬰(でんえい)・田文(でんぶん)父子は、有能な食客たちの力も使って必死に対決する。周で商人として成功し、仁愛の事業を進める白圭(はくけい)を訪ねた田文は、そこで哀しい美女洛芭(らくは)を知る。戦国時代も半ば、次第に英傑の稟性(ひんせい)を示しはじめた田文は27歳になった。全5巻。
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宮城谷 昌光
発売日:1998/10
価格
なめとんのかい
戦国オールスター、宮城谷版大甲子園とでも言うのだろうか。最初のうちはまだしも商鞅が出てきた頃から読むのがつらくなった。そして蘇秦張儀が出てきた所でもう読む気が無くなった(と言いつつ一応最後まで読んだのだが)いくらなんでもやり過ぎだろう。なめとんのかい。この小説の欠点として良く「小説のタイトルを『孟嘗君』じゃなくて『白圭』にすべきだろ」と言われる。それ自体には賛成だが、別にそれは欠点ではない。あと最後にいきなり孟嘗君を擁護するために司馬遷私怨説を唱えるのにもずっこけた。

嘗邑(しょうゆう)を与えられた孟嘗君・田文(でんぶん)は、「天下万民のための宰相たれ」との孫びんの遺言で斉を出る。魏に乞われて宰相となり、斉にもどって宰相をつとめ、更に秦に赴くが、そこで生涯最大の危機を鶏鳴狗盗(けいめいくとう)で切りぬける。激しい争乱の世と、人間を愛して生きた戦国の名宰相を描ききった、感動の歴史ロマン。全5巻完結。
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