小説などで学ぶ、

日本史・世界史
面白いだけではない、
読めば身になる歴史関係の小説・マンガ等紹介!
歴史の勉強は、暗記ではつまらない。
教科書に載っている、歴史は薄っぺらだ。
学校の歴史の授業は、眠くなる。
歴史はテスト前の一夜漬けで済ませてしまい、
全然頭に残っていない。
などなど、そう思っている人に
読めば頭に入って忘れなくなる歴史関係書物を紹介しています。
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中国歴史 清 阿片戦争
陳 舜臣
発売日:1973/08
価格
時代を意識した独特の歴史観
最初に陳舜臣の「実録アヘン戦争」を読んでいたので歴史の流れはわかっていた。その上で小説としてのアヘン戦争を作家がどう捉えているのかを探しながら読んだ。実在の人物である林則徐を主人公にするのではなく、架空の人物「連維材」という商人を取り巻く人々としてストーリーが展開する。この手法は、「秘本三国志」でも取り入れられた陳舜臣独自の味を出している。数多くの登場人物が出てくるがそれぞれのキャラクターの描き分けが見事である。麻薬「阿片」と名がついている世界史史上でも特異なこの戦争をの背景には、衰退してゆく腐りきった清王朝の転げ落ちて行く様が見事に描かれている。もっともどの戦争は理不尽なもので悲劇しか生まないものであるのだろうけれども。汲めども尽きぬ興味深い中国史の中でも最後の清王朝の末期、21世紀初頭の今日でも学ぶべき点が多いのではないだろうか。そう思って読了した。

内に人心荒廃し、外に中華思想を振りかざす清朝末期。
産業革命後の英国新興資本は、市場を求める中国進出を企ていた。
“阿片を認めるか否か”――暴利と保身に詭計をめぐらす特権商人、
官僚達の渦中に、国を憂う清廉潔白な実力官吏林則徐と豪商連維材がいた。
近代中国黎明のうねりを活写する大河小説。
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陳 舜臣
発売日:1973/08
価格

阿片鬼と化す人々に亡国の明日をみた林則徐の阿片厳禁論は、
動揺する道光帝の心を掴む。
一地方官吏から欽差大臣へ、
積弊根絶に英国と対決すべく広東に乗りこむ彼の周囲に内外の敵。
民族の誇りと将来のために“みごとに戦う”
――武力行使に移る英国艦隊の面前で、その威力を知りつつ林は阿片を焼き捨てる。
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陳 舜臣
発売日:1973/09
価格

勇将関天培の壮烈な死、軍機大臣王鼎の“屍諫”、
官兵の軟弱に蹶起する山中の民。
だが敗戦また敗戦……迫りくる植民地化への危険に慟哭の想いを噛みしめつつも、
崩壊後に来る近代への確実な目覚めを感じて林則徐は野に下る。
時代は変る、いや変えなければ――阿片に内憂外患の清朝末期を鮮烈に描く完結編。
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