小説などで学ぶ、

日本史・世界史
面白いだけではない、
読めば身になる歴史関係の小説・マンガ等紹介!
歴史の勉強は、暗記ではつまらない。
教科書に載っている、歴史は薄っぺらだ。
学校の歴史の授業は、眠くなる。
歴史はテスト前の一夜漬けで済ませてしまい、
全然頭に残っていない。
などなど、そう思っている人に
読めば頭に入って忘れなくなる歴史関係書物を紹介しています。
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中国歴史 周
宮城谷 昌光
発売日:2001/04
価格
よみやすい
軍師、軍略、計略の歴史はここから始まった!!そういっても過言ではない古代中国の超有名宰相のお話。これを読まずして、太公望を語るべからず!宮城谷さんの歴史小説は、あくがなくて非常に読みやすい。

羌という遊牧の民の幼い集団が殺戮をのがれて生きのびた。
年かさの少年は炎の中で、父と一族の復讐をちかう。商王を殺す―。
それはこの時代、だれひとり思念にさえうかばぬ企てであった。
少年の名は「望」、のちに商王朝を廃滅にみちびいた男である。
中国古代にあって不滅の光芒をはなつこの人物を描きだす歴史叙事詩の傑作。 完結。
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宮城谷 昌光
発売日:2001/04
価格
大きな野望は、一人では実現出来ない。
 人と交わり、成長していく望。ある時は、教えを受ける。ある時は、敵味方として戦う。その中で同じ心を持つ者達との結び付きを強める。弟のように接していた彪は敵となる。同じ族であり、地下組織を持つ馴との出会い。人として大きく成長していく望の姿がそこにある。そして、商王が決して悪でもないことにも気づく。むしろ名君である。この王を倒すことは、ただの復讐に過ぎない。そう理解した時、望は失望する。私達の心の置き所を考えさせられる巻です。

妻子を得て春陰にたたずむ望の胸中には、焦燥あるばかりであった。
周公を中心に諸侯は策謀しつつある。
しかし独り時代の先を視る望の苛烈な生は、人知れぬ哀しみにみちていた。
ひとは己れを超えねばならぬ、あたかも小魚が虹桟を渡り竜と化するように。
利に争うものは敗れ、怨みに争うものは勝つ、そしてそれを超えるとは。
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宮城谷 昌光
発売日:2001/04
価格
知略の張り巡らし方を学ぶ
 太公望とは、どれほどの人だったのだろうか。自分の野望の成就のために、どれだけの策を繰り出したのだろうか。妲己を抱えこみ、受王の動きを掌握する。幽閉された周王を外から護る。王のいない周の重臣を動かし、戦争の準備をさせる。召の国に自ら行き、同盟を成立させる。兵を訓練し、強力な軍隊を作り出す。己の「志」が大きい人は、大いに学ばねばならない。一つの策では、大きな志は成就しない。一人の力では、大きな志は成就しない。一つの面しか見えないようでは、大きな志は成就しない。万能とは、こういう人間をいうのだろう。

ひとを神々に贄として捧げる、そんないまわしい時代は去らしめねばならぬ。
諸侯の協力を得て、周公を獄から救いだした望は、
さらに機略を尽し周召同盟を成立させる。ここに叛意はととのった、宿望の日である。
決戦の朝、牧野は清々しく晴れていた。
未到の時空の光と風を甦らせる宮城谷文学の金字塔、完結篇。
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酒見 賢一
発売日:2003/04
価格
序盤は退屈退屈...だけど途中でやめなくて良かった。
 周公旦のイメージというと、藤崎竜の『封神演義』そのまま(苦笑)で、武王が殷を討滅した後の周の歴史はあまり興味が無く、周公も「カリスマ性の無い蕭何」くらいのイメージしか持ち合わせていませんでした。ボクのあまり好きでない孔子が礼賛しているというのもあまり良いイメージでない理由のひとつかもしれない。  実際読んで見ると...序盤は退屈退屈。ただ、これは今振り返ると、武王が卒するまでの周公自身があまり目立つ存在でなかった事もある為で、酒見氏自身のせいでは無いと思う。本の冒頭で「周公に興味を持った理由」として、晩年に周公が成王(実の甥)に疎まれて国外逃亡する際に、国交が無いどころか「くに」としての形を成していない不気味な存在だった楚に逃げた点に興味を持ったとしているけど、序盤からその一点に結びつくように話題が選択されているのは、読み終わった後で分かった。途中でやめなくて良かった。  史記・世家編 魯周公世家第三には、さらっと「周公は楚に出奔した。」としか書かれておらず、孔子の「論語」にも楚への逃亡の事は触れられていない(そもそも周公の話題が4箇所しかないらしい)にも関わらず、ささいな疑問から人物に興味を持ち、想像を働かせて、違和感の無い人物像を作り上げてしまうという、そういう作業の出来るヒトが「作家」と呼べるのだろうな、と。 作中の周公は、実際近くにいたら嫌なヒトだろうなと思える人物なんだけど、生真面目に「礼」を中心として自分を成り立たせている所は、見習うべきかもしれない、と思いました。いや、いろいろと考えさせられました。

太公望と並ぶ周王朝建国の功労者にして、
孔子が夢にまで見たという至高の聖人に、著者独特の大胆な解釈で迫る。
殷を滅ぼし、周を全盛に導いた周公旦の「礼」の力とは何か?
果たして彼は政治家なのか、それともシャーマン?
そして亡命先の蛮夷の国・楚での冒険行の謎とは。
無類の面白さの中国古代小説。新田次郎文学賞受賞作。
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