小説などで学ぶ、

日本史・世界史
面白いだけではない、
読めば身になる歴史関係の小説・マンガ等紹介!
歴史の勉強は、暗記ではつまらない。
教科書に載っている、歴史は薄っぺらだ。
学校の歴史の授業は、眠くなる。
歴史はテスト前の一夜漬けで済ませてしまい、
全然頭に残っていない。
などなど、そう思っている人に
読めば頭に入って忘れなくなる歴史関係書物を紹介しています。
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フランス歴史 ブルボン朝 フランス革命
藤本 ひとみ
発売日:2002/06
価格
なぜバスティーユは襲撃されたのか?
情報の少ない時代に様々な陰謀説が巷に渦巻くという設定はなるほどと思う。スイス兵やドイツ兵がパリを攻囲しているという話をきけばその不穏さたるやいかばかりのものかとも思う。本編は様々な偶然が重なって、戦略上もさほど重要ではないと言われていたバスティーユがなぜおそわれるに至ったかを、ジョフロアという美男子の行動を通して描いている。他の作品でもそうだが、作者のこの時代に対する造詣はたいしたものである。しかして、この作品は軽い、面白いけれどもともかく軽い。すいすい読んで読後に心の底に沈殿していくものがない。つまりは出張の際に新幹線の中で読むのに適した本である、他にすることがなければ。

革命はうわさと誤解で始まった。
自らの美貌をたよりに、楽に生きることだけを考える青年ジョフロア。
不器用で無垢なガスパール。
二人がもし、失業者が不満を募らす1789年のパリで出会わなかったら…。
パリ中から無視されていた牢獄バスティーユが、なぜ突然の攻撃を受けたのか。
人々が信じた陰謀とは?フランス革命の舞台裏を描く力作。
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藤本 ひとみ
発売日:2003/12
価格
脱獄の夜。
フランス革命期。主人公・悪童ヴィトックがモメリアン要塞の牢獄から脱獄を計るという話。牢獄のきたなくて嫌な情景描写、登場人物の魅力にぐいぐい引き込まれていきます。話のスケールは小さいですが、アツい話です。ちなみに同社から出ている「聖アントニウスの殺人」にも、この主人公ヴィトックも登場します。合わせてどうぞ。

開かずの礼拝堂の怪。引きずり込まれる悪党と美女。
15歳の少年ヴィドックは、生きて出られぬ苛烈な監獄に送り込まれた。
不思議な美少女との逢瀬を重ね脱獄の機会を窺ううちに、
開かずの礼拝堂に行き当たる。幽霊に取り殺されるというのは本当か。
革命派と王党派がしのぎを削るフランスを舞台に展開する波乱万丈の歴史ミステリー。
『聖ヨゼフ脱獄の夜』改題
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藤本 ひとみ
発売日:2002/10
価格
いつ読んでも
 フランス革命やルイ16世、マリー・アントワネットに関するメディアは、それこそ星の数ほどある。「ベルばら」〜いろいろと目にしてきた。できはいいものとわるいもの(何をもってそういうかは置いておいて)があると思う。ただ、扱われる数が多いので、少し食傷気味。「誰が書いたか」によって、つまり「料理の仕方によって」面白くもつまらなくもなる代物である。これも、かなりなファンの友人が「一気に読んじゃった」といわなければ決して手にとることはなかったでしょう。手にとってから読むまでの間、これほどわくわくした本は久しぶりでした。マダム・ロワイヤルなるアントワネットの娘が、彼女の母親の最後の様子を書き記した弁護士の随想録を、悪名高いプレイボーイ(死語)司祭と娼婦に朗読させるという趣向である。それによって臨場感がいや増し、アントワネットの人間像が浮かび上がってくる。ツワイクの言うとおり、その平凡性ゆえに国家を統治する一国の后の荷が重かったのだと片付けることはあたっているのかもしれない。でも、彼女には彼女の生きた社会でのルールがあり、彼女はそこで生きるのに精一杯だったのだろう。なににせよ、架空の人物、司祭と娼婦の場面が当時の風俗を語っていてなかなか興味深い。マダムとの関係の必然性などは?だが、当時の興味も、現代の興味も、人間の営みにさして変わりはないのだと感じさせてくれた。著者の作品ははじめて読んだ。ヨーロッパの歴史に造詣が深く、とても信頼が置ける。かつて「ベルばら」を教科書代わりとしたように、著者の作品で教科書では味わえない歴史の面白さを感じることができた。歴史は人間のドラマだからだ。

ついに発見された王妃マリー・アントワネットの遺体。
王妃から秘密の遺言を託された弁護士の行方は。
流転の王女“マリー・アントワネットの娘”が、最後に手にするものは何か。
革命の嵐に翻弄される人々の愛と欲望を描いた力作歴史長編小説。
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藤本 ひとみ
発売日:1998/06
価格
ハマった!!
藤本作品で一番好き。(ブルボンの封印もすてがたい)ユダヤとして生を受けながら、ユダヤとしての生き方に疑問を感じ、苦悩する主人公エリヤーフー。過酷な運命に翻弄されつつも、自らの英知で人生を切り開いていく姿は圧巻です。泣いて笑って、読み終わった後にスカッと晴ればれとした気持ちになれます。繰り返し読んでも、グイグイ引きこまれてしまうオススメ本。

18世紀前半のヨーロッパ戦国時代を駆け抜けた隻眼の風雲児
エドゥアルト(エリヤーフー・ロートシルト)の波瀾に満ちた生涯。
ユダヤ人ゲットーをのがれ、戦乱の渦中に身を投じ、
ハプスブルク家マリア・テレジアとの恋の確執のなかで、
たび重なる挫折を繰り返しながら、
主君フランツとの友情を奉じつつ成長してゆく姿を描く。
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藤本 ひとみ
発売日:1998/06
価格
オーストリア人になろうと誓った
〜 慣習に縛られ迫害され続けることに疑問を抱いたユダヤ人青年が、ユダヤを捨て、18世紀初頭のオーストリアで栄光と挫折、恋と友情を経験し、真実を見出す人生を描いた大河小説。主人公は架空の人物であるが、歴史背景が細かく描写されており西洋史に詳しくない人にも読み易い。 改めて思い返すと話がうまく出来すぎている感はあるが、それを補って余在る〜〜構成力と歯切れの良さがあり、強烈な情熱を持った主人公に読み惹き込まれた。また、フランツ、マリア・テレジア、フリードリヒといった実在した登場人物の個性も強く、読んでいて飽きなかった。 読み終わった後、主人公のその後を考えさせるラストも素晴らしいと思った。〜

23歳のマリア・テレジアの即位を侵略の好機と見た列強諸国は、
オーストリアに対する干渉戦争を仕掛けた。
ハプスブルク家を支え、欧州各地で戦功を重ねるエドゥアルトにとって、
ユダヤ人の家族との再会も、出世の道具でしかないのか?
野望と挫折、再生のドラマをダイナミックに描き尽くした大河小説。
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