小説などで学ぶ、

日本史・世界史
面白いだけではない、
読めば身になる歴史関係の小説・マンガ等紹介!
歴史の勉強は、暗記ではつまらない。
教科書に載っている、歴史は薄っぺらだ。
学校の歴史の授業は、眠くなる。
歴史はテスト前の一夜漬けで済ませてしまい、
全然頭に残っていない。
などなど、そう思っている人に
読めば頭に入って忘れなくなる歴史関係書物を紹介しています。
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日本歴史 安土桃山時代 織田信長3
安部 龍太郎
発売日:2004/09
価格
公武相反する妙味。
稚拙な信長モノ書って、光秀のうらみつらみ説が主流であんまり面白くはないですが、本書は公家VS信長って感じであるいみ新鮮味があります。歴史的になにが本当なのかというと、実際のところよくわかっていないわけで、少なくとも広く言われている「光秀がいじめられて〜」なんていうのは「物語」なわけです。諸説あり増すが、想像の範疇を脱しないわけで、そういう中では本書は旧来の光秀怨念説一辺倒ではない分楽しめます。

「天下布武」―武力を背景に世を変革してゆく信長は、
天正九年、安土を中心に磐石の体制を築いていた。
だが、巨大になりすぎた信長の力に、好誼を結んできた
前関白・近衛前久らの公家も反感を持ち始める。
武家と朝廷の対立に巻き込まれながら信長に惹かれる東宮夫人・勧修寺晴子、
信長に骨髄の恨みを忍く忍者・風の甚助ら、
多彩な人物をまじえ史料に埋もれた陰謀を描く本格歴史小説。
あまなつ同じレイアウトで作成


安部 龍太郎
発売日:2004/09
価格
時代小説の中で斬新な切り口です
普通の小説、特に時代小説と言えば、読んでいるうちに主人公が読者自身と重なって、読者が主人公となっているような錯覚を起こしてしまうことがあると思いますが、この本は、たぶん主人公となる人物が読み進むうちにいろいろと取り変わっていくようです。主要な登場人物のすべてがこの小説の主人公でしょう。このトリックは、この本を書き上げているという江戸時代の公家出身の人物が登場させることにより、著者は第三者的な立場を取っているためです。時代小説は、合戦での武勇伝が多く、読み続けている読者がエキサイトしてヒーローになった気分を味わえることが面白いところですが、この本は、朝廷(公家)との謀略、ラブロマンスをまじえた小説に仕上げています。大河ドラマ的なところがあり、男性も女性も読める時代小説だと思います。上巻、下巻のページ数を合わせると800ページは軽く超える大作で、じっくりと読まれてはよいかと思います。

「王権守護」―甲斐武田家を滅ぼし、さらに勢力を増した信長は、
いつしか朝廷の禁忌に触れつつあった。
ついに信長への離反を決意する前関白・近衛前久。
朝廷に身を置きながら、信長と深く結びついてしまった東宮夫人・晴子。
信長というあまりにも大きい存在に畏怖と動揺を隠せない明智光秀、羽柴秀吉。
周到な陰謀が、天下人を追いつめはじめ、すべての意志が本能寺へ結集する。
あまなつ同じレイアウトで作成


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