小説などで学ぶ、

日本史・世界史
面白いだけではない、
読めば身になる歴史関係の小説・マンガ等紹介!
歴史の勉強は、暗記ではつまらない。
教科書に載っている、歴史は薄っぺらだ。
学校の歴史の授業は、眠くなる。
歴史はテスト前の一夜漬けで済ませてしまい、
全然頭に残っていない。
などなど、そう思っている人に
読めば頭に入って忘れなくなる歴史関係書物を紹介しています。
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日本歴史 江戸時代 明治維新
司馬 遼太郎
発売日:1976/08
価格
西郷さんとの対比
武士を愛した英雄、西郷隆盛に最も対極に存在する実務家大村益次郎。愚直なまでの実務家の生涯を書いた一冊。特に当時誰もが予想できなかった西南戦争を実務家の目で見据えた下りはぜひ今の官僚の方に読んで参考にして頂きたい。(官僚のみなさん、ごめんなさい)

周防の村医から一転して討幕軍の総司令官となり、維新の渦中で非業の死をとげたわが国近代兵制の創始者大村益次郎の波瀾の生涯を描く長編。動乱への胎動をはじめた時世をよそに、緒方洪庵の適塾で蘭学の修養を積んでいた村田蔵六(のちの大村益次郎)は、時代の求めるままに蘭学の才能を買われ、宇和島藩から幕府、そして郷里の長州藩へととりたてられ、歴史の激流にのめりこんでゆく。
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司馬 遼太郎
発売日:1976/08
価格
もうひとりの幕末の豪傑
百姓から医者を経て,エンジニア兼翻訳家へ転進し,最後は幕末官軍の総司令官まで務めた大村益次郎(村田蔵六)の話.教科書的に有名でもなく,人生のほとんどを地味に過ごした技術者がこれだけ豊かに生き生き描かれているのがこの小説のすごいところ.下巻は,長州討伐軍を退けた後から,鳥羽伏見,上野での彰義隊との戦い,そして関東・東北・五稜郭へ.兵隊の数もお金もギリギリの状態をなんとか工面しながら,要所要所で新兵器を使って勝ち進む様子を見て,時代の流れに食いついて行く側と取り残された側の末路を見る思いがした.サブトピックとしては,著者の勝海舟に対する視線がとても暖かいのが印象的.

周防の村医から一転して討幕軍の総司令官となり、維新の渦中で非業の死をとげたわが国近代兵制の創始者大村益次郎の波瀾の生涯を描く長編。動乱への胎動をはじめた時世をよそに、緒方洪庵の適塾で蘭学の修養を積んでいた村田蔵六(のちの大村益次郎)は、時代の求めるままに蘭学の才能を買われ、宇和島藩から幕府、そして郷里の長州藩へととりたてられ、歴史の激流にのめりこんでゆく。
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司馬 遼太郎
発売日:2003/10
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河井継之助という人物
 失礼ながら河井継之助という人物を全くしらなかった。上巻を読んだだけなのでまだ河井継之助という人物が幕末史にどうかかわっていったかはまだよくわからないが、ただこの人物は愛すべき人物、そして尊敬すべき人物だと思った。 この人物が只者ではないと思ったのは自分は大器量者で、自分は家老になる人物だ、なぜ自分を家老にしない、自分が家老にならねば長岡藩は潰れる、ということを恥じらいもなく言ったこと。そんなセリフは本当に自信がなければ出てこない。こんなセリフを一度は言ってみたいし、そこまで言える人物になりたいと思った。

壮大な野心を藩の運命に賭して幕末の混乱期を生きた英傑の生涯! 幕末、雪深い越後長岡藩から一人の藩士が江戸に出府した。藩の持て余し者でもあったこの男、河井継之助は、いくつかの塾に学びながら、詩文、洋学など単なる知識を得るための勉学は一切せず、歴史や世界の動きなど、ものごとの原理を知ろうと努めるのであった。さらに、江戸の学問にあきたらなくなった河井は、備中松山の藩財政を立て直した山田方谷のもとへ留学するため旅に出る。 、歴史の激流にのめりこんでゆく。
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司馬 遼太郎
発売日:2003/10
価格
人間は立場で生きている
 上巻では、100石取りの一長岡藩士でしかなっかった継之助が家老に抜擢され、京都、大坂、江戸、横浜を舞台に活躍していく。 中巻で一番印象に残ったのが福沢諭吉との出会い。 福沢と継之助は似ている。侍の時代が終わると予言していたこと、封建制度の限界を感じていたことなどがそれだ。 これほど似ている二人なのに、同じ結論に到達できなかった。福沢は「幕府が勝とうが、薩長が勝とうがどちらでもいい」という結論だった。しかし、継之助は、「私は長岡藩の家老で、長岡藩の独立を守らなければいけない」という結論だった。 「人は立場で生きている」 と継之助は言った。 もし、継之助が福沢の立場だったら、もし、坂本竜馬のように浪人の立場だったら今の日本はどうなっていただろうか。 そう考え巡らすと歴史は面白いなと、思う

幕府にも官軍にも与せず小藩の中正独立を守ろうとした男の信念! 旅から帰った河井継之助は、長岡藩に戻って重職に就き、洋式の新しい銃器を購入して富国強兵に努めるなど藩政改革に乗り出す。ちょうどそのとき、京から大政奉還の報せが届いた。家康の幕将だった牧野家の節を守るため上方に参りたいという藩主の意向を汲んだ河井は、そのお供をし、多数の藩士を従えて京へ向う。風雲急を告げるなか、一藩士だった彼は家老に抜擢されることになった。
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司馬 遼太郎
発売日:2003/10
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河井継之助という人物
 司馬作品の幕末物では「竜馬がゆく」、「燃えよ剣」、「世に潜む日日」、「花神」と読んで、「峠」を読みました。 河井継之助は、坂本竜馬のような開明論を持つ面と大村益次郎のように藩を愛する面を持った面白い(変わった)人物だと思いました。 この人物を失ったことは新政府軍にとって大きなマイナスだったと思います。そして、藩論をもっと早くまとめられていれば、官軍の行軍がもう少し遅ければ、北越戦争がおこらなければ継之助にとって、日本にとってもっと違う未来があっただろう、と無念でなりません。  

維新史上もっとも壮烈な北越戦争に散った最後の武士! 開明論者であり、封建制度の崩壊を見通しながら、継之助が長岡藩をひきいて官軍と戦ったという矛盾した行動は、長岡藩士として生きなければならないという強烈な自己規律によって武士道に生きたからであった。西郷・大久保や勝海舟らのような大衆の英雄の蔭にあって、一般にはあまり知られていない幕末の英傑、維新史上最も壮烈な北越戦争に散った最後の武士の生涯を描く力作長編。
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