小説などで学ぶ、

日本史・世界史
面白いだけではない、
読めば身になる歴史関係の小説・マンガ等紹介!
歴史の勉強は、暗記ではつまらない。
教科書に載っている、歴史は薄っぺらだ。
学校の歴史の授業は、眠くなる。
歴史はテスト前の一夜漬けで済ませてしまい、
全然頭に残っていない。
などなど、そう思っている人に
読めば頭に入って忘れなくなる歴史関係書物を紹介しています。
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日本歴史 江戸時代 坂本竜馬
司馬 遼太郎
発売日:1998/09
価格
是非、読みたい一冊!!
男なら是非とも一読してほしい小説。竜馬という男の生き様を知ることで自分自身の人間力が向上することは必至。また、この時代、タイミングでなかったら竜馬は竜馬でありえなかったことを考えると全てにおいてタイミングが重要!!なんだと感じた。もちろん8巻全てお勧め。

「薩長連合、大政奉還、あれァ、ぜんぶ竜馬一人がやったことさ」と、勝海舟はいった。
坂本竜馬は幕末維新史上の奇蹟といわれる。
かれは土佐の郷士の次男坊にすぎず、しかも浪人の身でありながら
この大動乱期に卓抜した仕事をなしえた。
竜馬の劇的な生涯を中心に、同じ時代をひたむきに生きた若者たちを描く長篇小説。謎にまで迫る。…。
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司馬 遼太郎
発売日:1998/09
価格
竜馬がゆく 第二巻
 司馬遼太郎の名作『竜馬がゆく』の第二巻。この巻では、剣術修行を終え北辰一刀流小千葉の塾頭にまで成り上がった竜馬の土佐帰郷から、土佐藩脱藩に至るまでの竜馬の動向が描かれている。この巻では、比較的ゆっくりとした時の流れの中で、竜馬の気持ちの変化や世論の変化、維新志士達の変遷が繊細に描かれており、全巻で劣等感を否めなかった竜馬が藩を捨てて、いよいよ日本全国へと旅立つまでを辿っている。その間、起こった史実は数知れず、安政の大獄から桜田門外の変など、誰もが知る日本を揺るがす大事件の中で、一人揺れる竜馬の心境は多くの読者の心を動かすに違いない。 その歴史の中で竜馬が出逢う人物は、必ずしも維新後の明治で卓越した功績を残した者ばかりではない。寧ろ、土佐藩の厳格な身分社会にあっては、多くが尊王倒幕運動の中でその命を散らせたり、或いは佐幕派として惜しむべきその才能を失ってしまった人物も多い。そうした動乱の世の中で、結局は彼等と同じく尊い命を犠牲にしてしまう竜馬が残した数々の偉業の基盤がこの一冊に凝縮されているように思う。時は動いて、この後様々な奇跡を起こす竜馬の、真の第一歩は世を見つめ悩んだ末の脱藩がそれに等しいわけで、その脱藩に至るまでの竜馬の由無し事さえも、今後の日本を揺るがす重大な要素の1つとして描かれている。

黒船の出現以来、猛然と湧き上ってきた勤王・攘夷の勢力と、
巻き返しを図る幕府との抗争は次第に激化してきた。
先進の薩摩、長州に遅れまいと、固陋な土佐藩でクーデターを起し、
藩ぐるみ勤王化して天下へ押し出そうとする武市半平太のやり方に、
限界を感じた坂本竜馬は、さらに大きな飛躍を求めて、ついに脱藩を決意した。
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司馬 遼太郎
発売日:1998/09
価格
司馬遼太郎を初めて読む若い世代の人達に
小学校卒業後に海外へ移住してしまった私には日本の硬い歴史小説を読むのは少し辛い気がいつもしていました。でもいつか司馬遼太郎の作品は読みたいと思っていた。そんな私が最初に選んだのは「竜馬がゆく」でした。なぜって竜馬のことはあまりにも有名すぎたし、幼い頃はアニメ「お〜い!竜馬」なども見ていたので、わりと良く知っている人物が主人公の小説から始めてみうようと思ったわけです。結果は大成功、面白くて面白くてだーーっと一息に読んでしまいました。 このレビューは初めて司馬遼太郎の本を読もうとする若い世代にむけて書いてるつもりですが、「竜馬がゆく」は竜馬が主人公ながら所々竜馬から話しがずれて他の武士の話がつけ足たされたりしています。 もしも最初にそういった箇所を読むのが辛かったらそういったページは抜いて読んでもいいと思います。後々に読み返した時にそういった箇所もだんだん読むようになりより深く楽しめるようになると思います。 本を読む忍耐も時間もない、歴史もあまりくわしくない、そんな私がどうやって最後まで読めたかっていうとそうやって読みました。その後は一息をついて短編集にしぼりました。それも幕末の話や維新後の話にしぼりました。「あ〜、そういえばこの登場人物は竜馬がゆくにでていたなー」とか「竜馬の死後にこうなったのかー」などと思い、自分で段々と作品と作品の間にある繋がりを意識するようになり、そうやって司馬遼太郎の世界が広がっていきました。直接「竜馬がゆく」に関するレビューではなく、どうやって司馬遼太郎の本を読み始めるかみたいなレビューになってしまってすみません。これから司馬遼太郎の本を読みたいけど難しそうと躊躇している方々に役立ちますように。

浪人となった竜馬は、幕府の要職にある勝海舟と運命的な出会いをする。
勝との触れ合いによって、かれはどの勤王の志士ともちがう独自の道を歩き始めた。
生麦事件など攘夷熱の高まる中で、竜馬は逆に日本は開国して、
海外と交易しなければならない、とひそかに考える。
そのためにこそ幕府を倒さなければならないのだ、とも。
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司馬 遼太郎
発売日:1998/09
価格
竜馬がゆく 第四巻
 司馬遼太郎の名作『竜馬がゆく』の第四巻。展開は歴史の大舞台へ。京都に於ける長州の勢力は衰え、土佐勤王党は山内容堂の台頭によって没落。目まぐるしく変わる情勢は悉く尊攘派に不利な展開、その最中独りわが道を突き進む竜馬はとうとう軍艦観光丸を手に入れた。観光丸を率いて、江戸に神戸に大阪に。果ては勝海舟に連れられて長崎へも赴く。一方、没落した長州の攘夷砲撃は日に日に激化し、外国の長州砲撃の緊迫がいよいよ高まる中、幕府は長州征伐に踏み切り始める。 流れゆく時代と、それと独立に進む竜馬の脚。その流れを対比しつつ、読者を惹き入れる司馬遼太郎の世界観は健在だ。竜馬に焦点が当てられない章が目立つのは否めない事実だが、それはこの巻が描く高々1年という期間に巻き起こる時代の変化の多さを物語る証拠だろう。又、注意深い読者には以前に為された解説が繰り返される箇所が多いのも気になる所だが、物語全体の中では大切な視点を重ね重ね与えてくれていると思う事にしよう。時代は薩長の対立へ向けて大きく揺れる。幕府はその波に乗って勢いを付け始め、その影で京都には新撰組が登場。朝廷か、幕府か、その政調を大きく変換させる英雄がとうとう海に身を乗り出した。竜馬と勝海舟が織り成す歴史の大舞台はとうとう山場を迎えようとしている。

志士たちで船隊を操り、大いに交易をやり、
時いたらば倒幕のための海軍にする―竜馬の志士活動の発想は奇異であり、
ホラ吹きといわれた。
世の中はそんな竜馬の迂遠さを嘲うように騒然としている。
反動の時代―長州の没落、薩摩の保守化、土佐の勤王政権も瓦解した。
が、竜馬はついに一隻の軍艦を手に入れたのであった。
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司馬 遼太郎
発売日:1998/10
価格
竜馬がゆく 第五巻
 司馬遼太郎の名作『竜馬がゆく』の第五巻。池田屋事件に禁門の変、時代を揺るがす大政変が続く元治の世を荒々しく描く。京都における長州藩の権威は一挙に崩落し、忽ち朝敵としての汚名を着せられる、その一方で次第に体制を強めていく幕府の影に潜む薩摩藩の存在、巡るめく時代の中でかの竜馬自身は西郷と歴史的な出会いを成し遂げる。神戸海軍塾は解散し、幕臣勝海舟の大きな手立てを失った竜馬は次なる同士として、西郷との間である新計画を企てる。海軍塾の流れを汲んだ、日本発の商社の設立。長州征伐がいよいよ本格化する勤王党と佐幕派の戦いの最中、今も尚我が道を進む志士竜馬の道のりを描く。 前作に続いて、余談や小話に重複も目立って、冗長な表現は多くなってしまう上に、幕末史を描く上で思想的にも外交的にも大きな事件であったはずの、薩英戦争や長州砲撃事件などが全くと言って良い程触れられていないので、こうした小話も歴史的な意義がつかみにくい位置づけになってしまっている事は紛れも無い事実だろう。しかし、原点を辿ればあくまで竜馬の物語なのだ。竜馬を取り巻く幕末の風雲を語るには、本編に描かれている政調で十分足るだろうし、況してこれだけ細かな点を指摘した小説を読む上での前提として、幕末の基礎的な流れは読者も知っていて然りだと思う。本巻では、竜馬の動向はやや停滞気味だが、海援隊設立に至る重大な一歩として、そして竜馬のその後を語る上で欠かせない維新三傑西郷との出逢いを描いた局面として、気長に読んで貰いたい。続く歴史は奇跡の如く蠢いていく。

池田屋ノ変、蛤御門ノ変と血なまぐさい事件が続き、時勢は急速に緊迫する。
しかし幕府の屋台骨はゆるんだようにも見えない。
まだ時期が早すぎるのだ…次々死んでゆく同志を想い、竜馬は暗涙にむせんだ。
竜馬も窮迫した。
心血を注いだ神戸海軍塾が幕府の手で解散させられてしまい、
かれの壮大な計画も無に帰してしまった。
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司馬 遼太郎
発売日:1998/10
価格
竜馬がゆく 第六巻
 司馬遼太郎の名作『竜馬がゆく』の第六巻。遂に成った薩長の秘密同盟、その間を取り持った坂本竜馬一人の手によって維新の歴史が動かされていく。時期を同じく薩長連合を目論んだ土佐の英雄中岡慎太郎と共に、薩摩は西郷隆盛や大久保一蔵、長州は桂小五郎の繊細な心境を汲みながら、薩長をつないで行く竜馬の姿はまさに見事である。一度は同盟成立へ向けて薩摩を発った西郷も、時勢と世論に圧されて京都へ。怒った桂率いる長州を宥めつつ、再び舞台は京都。既に広まった志士坂本竜馬の上洛情報を知って、坂本竜馬の包囲網は大阪・兵庫にまで広がるが、そんな事に臆せず、大阪城代大久保一翁や新撰組藤堂の計らいの下、無事京都へ到着する。坂本竜馬の到着で、漸く西郷と桂が手を握った。 前巻辺りまでには余談や後日談などやや冗長な表現が続く事もあり、この巻も決してそれらが少ない訳ではないが、多くは薩長同盟の性格を知る上で必要不可欠なものであったり、時に歴史の核心を突いた見解であったりして、話が途切れる様な歯切れの悪さは無い。又、この薩長同盟の記述は、現存する文書を現代語に書き換えた文章を利用している箇所が多く、竜馬の手による文も所々に見受けられて面白い。その点、やや薩長連合に関する文章が短めに終わってしまい、大きな山場にも関わらず今一つ胸躍らせる様な場面が少ないのだが、それは司馬遼太郎の粋な計らいと取る事にしよう。それが時代小説の性格でもあろうはずである。

幕府を倒すには薩摩と長州が力を合せれば可能であろう。
しかし互いに憎悪しあっているこの両藩が手を組むとは誰も考えなかった。
奇蹟を、一人の浪人が現出した。
竜馬の決死の奔走によって、慶応二年一月、幕府の厳重な監視下にある京で、
密かに薩長の軍事同盟は成った。
維新への道はこの時、大きく未来に開かれたのである。
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司馬 遼太郎
発売日:1998/10
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竜馬がゆく 第七巻
 司馬遼太郎の名作『竜馬がゆく』の第七巻。竜馬の海援隊は、土佐藩の後押しを得て軌道に乗り始める。その最中に起こった、いろは丸の事件。坂本竜馬と岩崎弥太郎、土佐藩が巻き込まれた悲劇に、歴史の足踏みはやや穏やか。竜馬が海援隊の事業の影で、刻々と進める倒幕計画はまだ半ば。その傍らで愈々煮詰まる薩長両藩を横目に、竜馬は一つの賭けに出る。それは、勝海舟と大久保一翁がかつて竜馬に語った、笑える夢物語だった。大政奉還。唯一つの奇跡に竜馬の胸が躍る。或いは、苦労の末に築いた薩長との関係に亀裂さえも生じさせるこの妙案の成功に、又一つ大き過ぎる力を注ぐ竜馬の晩年の奔走がここから始まる。 坂本竜馬の人物像はしばしば薩長同盟や大政奉還の一点に集約される。その観点から言えば、竜馬の幕末の印象とは距離がある観も否めないが、それはあくまで表面的な印象に過ぎまい。竜馬の興味そのものは寧ろ海援隊の事業にあり、彼の人生を追うこの小説の主題から言えば、非常に彼自身の人間性を集約した一冊になってると感じられた。又、本小説後半で政治的な動きが続く事から、しばしば重複事項や回りくどい余談が見受けられたが、海援隊の事情に話の大筋が偏っているがゆえに、長い文章にやや飽きてきた読者にも新鮮味があった一冊となることだろう。

同盟した薩摩と長州は着々と討幕の態勢を整えてゆく。
が、竜馬はこの薩長に土佐等を加えた軍事力を背景に、思い切った奇手を案出した。
大政奉還―幕府のもつ政権をおだやかに朝廷に返させようというものである。
これによって内乱を避け、外国に侵食する暇を与えず、
京で一挙に新政府を樹立する―無血革命方式であった。
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司馬 遼太郎
発売日:1998/10
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この小説は日本人の宝です
「維新史の奇蹟」坂本竜馬を描いたこの小説は、歴史小説の奇蹟です。「最初の日本人」竜馬のことを知るべく、全ての「日本人」はこの小説を読んで欲しい。このような人物が実在したことは我々の誇りですが、その人物をこれ以上なく鮮やかに蘇らせてくださった司馬遼太郎先生、ありがとう!

慶応三年十月十三日、京は二条城の大広間で、
十五代将軍徳川慶喜は大政を奉還すると表明した。
ここに幕府の三百年近い政権は幕を閉じた。
―時勢はこの後、坂を転げるように維新にたどりつく。
しかし竜馬はそれを見とどけることもなく、歴史の扉を未来へ押しあけたまま、
流星のように…。巻末に「あとがき集」を収む。
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