藩ぐるみ身をひるがえして開国へ転ぜねばならぬ御殿山の英国公使館を焼き討ちなど、江戸幕府のつきあげを次々としたあと、出家して、故郷に戻った高杉晋作。彼が閉じこもっている間に長州藩が大変動していきます。長州藩は幕府からの「5月10日から攘夷をする」という回答をそのまま実行にうつし、馬関海峡で攘夷戦争をはじめ、蛤御門の変、四カ国連合艦隊襲来そして、敗戦。江戸幕府とは別に長州藩だけが歴史の大転換を迎えていきます。特に印象深い場面は長州藩と四カ国連合との交渉の場面でした舞台は壇ノ浦長州藩は単独で四カ国との談判をするために高杉晋作を交渉が交渉にあたります。その通訳をするのは伊藤俊輔たちあいに英国公使館通訳官アーネスト・サトーそうそうたる登場人物たちが、日本の将来を変える交渉を始め読み応えがあります。