小説などで学ぶ、

日本史・世界史
面白いだけではない、
読めば身になる歴史関係の小説・マンガ等紹介!
歴史の勉強は、暗記ではつまらない。
教科書に載っている、歴史は薄っぺらだ。
学校の歴史の授業は、眠くなる。
歴史はテスト前の一夜漬けで済ませてしまい、
全然頭に残っていない。
などなど、そう思っている人に
読めば頭に入って忘れなくなる歴史関係書物を紹介しています。
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日本歴史 平安時代 平清盛
池宮 彰一郎
発売日:2004/11
価格
周辺人物の描き方が秀逸
 主人公である平清盛もさることながら、
その周りを固め、あるいは通り過ぎ去っていく人物達の描写が実に丹念です。
 清盛の父忠盛の後妻である池の禅尼が若年期の清盛の思慮足りない行動を、
清盛を傷つけぬよう、穏やかにしかし毅然とたしなめるエピソードをもって、
(それが事実であったかどうかは別として)
なぜ後年に清盛が義母の頼朝助命嘆願を無下にできなかったかを語ります。
ただの義理の親子関係がなせるわざではなく、その女性が然るべき人物だったからです。
 そのほか、武力面で清盛最大最強の敵であった源義朝の人物像、
清盛が嫡子重盛と義朝の長子義平とを比べて、その器量の違いに嘆息を漏らす親心、
一族郎党に仲良く囲まれていながらも唯の一人も頼みにできない清盛の孤独感など、
読みどころ満載の第一巻です。 

巨悪・平清盛こそ救国の英雄 平安末期、武家平氏に清盛という英傑が現れた。
並外れた知略と先見性、果敢な決断を武器に、行き詰まった国家体制の改革を志す。
諸行無常の物語ではなく、新時代を切り開こうとする「意志」を描く歴史長編。
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池宮 彰一郎
発売日:2004/11
価格
今も昔も厚い官僚の壁
2巻の藤原官僚群と平清盛の戦いは、現代の日本を思わせる。
源氏を倒し、武家の頂点に立った平清盛も、政治の世界の厚い壁との戦いに苦しむ。
後白河上皇という最高権力者を味方にしながら、
政治の最高権力者に昇り詰めていく過程を学ぶ。
それが、今を生きる私にも多いに参考になりました。

改革最大の敵、後白河院政 平治の乱を制した平家は、
名流源氏を抑えて武門の頂点に立った。
清盛は強力な院政の実現を目論む後白河上皇と意を通じ、
腐敗した藤原官僚体制の刷新に着手する。
しかし、最大の難敵は後白河その人であった。
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池宮 彰一郎
発売日:2004/12
価格

改革を急ぐ清盛は、日宋貿易の活性化と国政刷新をめざし福原遷都を強行。
続いて、抵抗する後白河法皇の院政を停止し、朝廷を凌ぐ絶対権力を掌握する。
しかし坂東では、復仇を呼号する源頼朝が蹶起、
所領の利権をめぐって中央と対立する武士を取り込み、一大勢力を築きつつあった。
各地の叛乱に追討軍を催す中、志半ばにして病に斃れた清盛―英傑の大志は、
このまま虚しくなるほかないのか?風運急を告げる第三部。
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池宮 彰一郎
発売日:2004/12
価格
改革政権の末路は
本書後半では、清盛の改革が清盛亡き後
どのように引き継がれるべきかに焦点が移ります。
著者の見解では、平家内部には継ぐべき人材に欠き、
外部にその後継者を求めたことと、なっています。
しかし、清盛最大の敗因は、個人の意思に頼ることなく、
改革が維持できる自立的な組織を整備することが出来なかったことにあるでしょう。
改革することも困難を伴いますが、それを維持していくことにも
更なる困難があることを痛感させられます。

源平の争乱に彗星の如く登場した義経。
頼朝の先鋒として、前に上洛した木曽義仲を討ち、
ついで勢力を盛り返した平家と雌雄を決すべく、一ノ谷から壇ノ浦まで、
鬼神のごとき戦ぶりを展開する。
義経の前に武運尽き、ついに滅亡の秋を迎えた平家。
しかしそこには、清盛最大の政敵にして最高の理解者・後白河法皇の、
恩讐を超えた千古不易の思想が秘められていた。著者渾身の大作、堂々完結。
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