小説などで学ぶ、

日本史・世界史
面白いだけではない、
読めば身になる歴史関係の小説・マンガ等紹介!
歴史の勉強は、暗記ではつまらない。
教科書に載っている、歴史は薄っぺらだ。
学校の歴史の授業は、眠くなる。
歴史はテスト前の一夜漬けで済ませてしまい、
全然頭に残っていない。
などなど、そう思っている人に
読めば頭に入って忘れなくなる歴史関係書物を紹介しています。
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日本歴史 平安時代 前九年の役
高橋 克彦
発売日:1995/09
価格
熱すぎる!本物の武士道
大河ドラマの原作本として読んでみました。
はっきり言って今まで読んだ歴史小説の中でベスト3に入る名作です。
帯のたたき文句には50万部のベストセラ−とあり”こんな地味な題材でそんなことあるか?”
と思い、読むのをためらっていた自分を怒ってやりたいほどです。
歴史小説にありがちな、史実の説明は最小に、
登場人物が躍動感いっぱいに描かれており、すぐに作品の中に取り込まれてしまします。
さらに主役急の登場人物はすべて魅力的に描かれており、
今までなじみの薄かった奥州の面々が身近に感じられます。
5巻には義経が登場するのですが、推理作家らしい新鮮な解釈で描かれており、
読後感も最高です。義経のサイドスト−リ−としてもお勧めですよ!
男、武士道、誇りと言う言葉をもう一度熱く感じました

陸奥の豪族安倍頼良の館では息子貞任の婚儀が盛大に始まった。
平将門の乱が平定されてすでに百年を越え朝廷は蝦夷たちを俘囚と侮るばかりだった。
源平の武士たちの台頭を前に東北の地に黄金の楽土を築こうとした
藤原氏の夢がこの夜大きな炎となって燃えあがる。
著者渾身の大作歴史ロマン全五巻刊行開始。
あまなつ同じレイアウトで作成


高橋 克彦
発売日:1995/09
価格
ますます快調
武士の勢力拡張のためにあえて罠を仕掛けて紛争を起こし、そこから戦争を始めた源頼義。
(前九年の役)それと同じようなことが時代が下って満州事変でも起こった。
まこと軍人は同じ発想をする者が多い。一方迎え撃つ藤原経清そして安部一族。
経清は言う。
「死ぬことが武士の忠義ではない。
武士とは心の持ちようだ。まずは子や親のために武士を貫く。
その上に国への忠誠があろうが、
「俺は今の国を国と思わぬ。国とは民の平和があってこそのものだ。
だがこの陸奥に平和があるか?」
この明快な思想。
今から1000年前、このようにおもって国を創ろうとした男たちがいても良いではないか。
私は日本人が置いてきたもうひとつの可能性をこの物語の中に読み取っていきたいと思う。
たとえそれがいまは滅んだ蝦夷たちの思いであろうと。
(しかし本当に滅んだのであろうか。私はだんだんとそうではないような気がしてきた。)
ますます快調の第二弾。

黄金の輝きが招いた戦乱を制した安倍頼良・貞任父子だが
朝廷は源氏の総帥頼義を陸奥守として任命した。
安倍一族と源氏の永い宿命の戦いがいま始まる。
朝廷側に身を置きながらも、蝦夷たちの真実に触れ、
藤原経清はもののふの心を揺さぶられる。
後に「前九年の役」と歴史に記される戦いへと時は流れる。
あまなつ同じレイアウトで作成


高橋 克彦
発売日:1995/09
価格
もう後戻りはできない
戦争はいったんおきてしまえば、勝敗がどうなろうと、悲劇を生むのみ。
だから経清も貞任もそれを避けるべく今までがんばってきた。
しかしこの巻は全編を通して戦争を描く。そして「前九年の役」が終わる。
貞任と流麗の選択は、大将とその妻としては正しくなかったのかもしれないが、
人間としては心打つものがあった。ただ経清の最後の選択はいただけない。
彼ならばこうなる前にいくらでも打つ手があったはずだ。
事実今までは「そこまで考えるか」というほど先手先手を打ってきたのではなかったか。
不満は残るが、この作品世界にどっぷり浸かった今はもう後戻りは出来ない。

大敗を喫した源頼義・義家は謀議を尽くして巻き返しをはかる。
安倍一族の内紛、出羽清原氏の参戦で安倍貞任・藤原経清の苦闘がつづく。
陸奥の運命を担う二人の男は大きな炎となって空を染めようとしていた。
凄絶な戦いが源氏と安倍氏の存亡をかけ、
戦さ場に生きる人人の愛と哀しみをたたえながら始まる。
あまなつ同じレイアウトで作成


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