武功夜話の口語訳みなもと 風雲児たち たろうの本の挑戦者たちという中で作者が 時代劇映画のバイトをしていたときに大岡 享保 越前と 遠山の 幕末 金さんが同じカッコで いいのか?と 映画関係者に聞いたら時代劇には 時代劇時代というのが あるだけやと怒鳴られたことがあったそうです。ドラえもんも 高度成長直前の風景で現代を描くというかなり無理をしています。物を作るというのは そんなことはつまらないことのようです私が津本 武田信玄 陽を大嫌いな理由も新田 武田信玄 次郎のほうに惹かれるのもうまくは説明できませんが、どちらがきちんとした仕事かまた 武田騎馬隊なんていうものは 3000丁の鉄砲というものは当時から創作だったというのが わかっていたのにも関わらずそれぞれどういう扱いをしたのかとか武田王国がどのように崩壊したのかについての描き方の差にもよります。池波先生も いろいろ発言をされた方でしたが、エッセイ(というよりもこの方は随筆といったほうが ふさわしい気がしますが)で 趣味のことを発言されていた程度だったようです。ご自分の小説が たとえ 時代劇であっても それは 下町の風景や 戦前の株屋時代の風景だったということをきちんと認識されていたように思えますしかし津本センセイの場合は、なんだか いっぱしのことのつもりで発言されているようですが、下天は夢かという武功夜話の口語訳に過ぎないものを出して 信長のとか?秀吉のとか?という程度なら 私には作家として 人間として どうなのか?そんな気がします。