 横山 光輝 発売日:1996/06 価格  織田信長 (1)1巻は「うつけ」と呼ばれていた信長の青年時代。斎藤道三との会見の前で終わる。信長が多弁なところなど、個人的に持っている信長のイメージと違和感を感じるが、信長ファンとしてはビジュアルでその一生を見れるのは嬉しいところ。家中の権力争いなど、他の小説ではあまり描かれていない部分も出てくる。信長ファンなら購入しても損は無いと思います。
応仁の乱から70数年、群雄割拠の戦国乱世、ここ尾張に1人の革命児が育っていた。
藁(わら)で束ねた茶筅髪(ちゃせんがみ)に縄の帯、
毛ずね丸出しで荒馬を駆る吉法師の織田家でも、
骨肉相食(こつにくあいは)む内紛が繰り返されていた。
美濃の蝮(まむし)・道三の娘濃姫を正室に迎えても、うつけ振りは改まらない。
天文20年(1551)の父信秀の葬儀では香を位牌に叩きつけ、
信長廃嫡(はいちゃく)の動きは激化。
そんな中、師傅(しふ)・平手政秀の諫死(かんし)に遭う。
尾張のうつけで終わるか、天下を取るか、波瀾の生涯のスタート。 |